素材の選び方

1,素材のはなし

  1. 理想のイメージと結ぶ
  2. 価値を再認識
  3. 素材に着目
  4. 用途による仕分け
  5. 無垢=【ラフ】の丁度良さ
  6. 【ラフ】の例
  7. 環境に配慮

1,見た目と素材を「結ぶ」

今回記事にしたい内容は、【表面的な見た目】だけではわからない【建築の素材】についての価値観を深めていきたいと思います。

2,価値

建築業界に携わるようになってから、仕上がった素材が何で出来ているか?
を注視するようになったと実感致します。 施工者としての「つくる責任」。建物や、命を「まもる責任」。に向き合っているからこその目線です。

3,素材に着目

現代のプリントの技術の発展により、本物に近い質感を表現することが可能となりました。一方で、素材の役割は、あまり変わらずに経過してきました。

今一度、素材について再認識していきましょう。
是非以下のワードから、リフォームの部位別に探求し、求めているものに、近づけていきましょう。

4,用途を優先してみる

【タフに使用】

代表例 / コンクリート、石材、金属、ガラス..等
構造的にも頑丈であり、外的要因によって変化しづらい物として、主に大型の建物や、ビルに採用される。
加工には、必要な工具や、加工場が必要で、柔軟な対応が難しい

【ラフに使用】

代表例 / 木材、漆喰、土壁、綿…等
生活する中で、多少傷がついてしまっても、メンテナンスを行いながら、愛着をもって使用する事ができる素材。ストレスフリーな素材。このような生活により身近な素材を【ラフ】というカテゴリーに分類。
経年美化といった言葉がマッチし、古くなった材でも永く愛される事を表しています

【デリケートに使用

代表例 / シート建材、壁紙、ビニル建材…等
より本物に近い質感を表現する事に進化し続けた材料で、加工のし易さから、ライトユーザーの模様替えにおいても、広く普及致しました。
ここで一つ留意しておきたいポイントとして、汚れや、傷が付着してしまった時点から、劣化が進んでくるので、状態を保持する為には、神経を使ってしまう事もあります。
経年劣化してしまう事が、デメリットのひとつにあげられます

5,【ラフ】に使うという丁度良さ

私たちの自宅で採用する、無垢の家は、単にこだわり設計だけでない、
無垢の魅力に迫りたいとの考えがありました。

自身が住む事で、考えるきっかけをつくり、身近な事としてとらえてきました。
その中で気づいた事が、【ラフ】に扱うという感覚でした。
日々の忙しさや、子育てに追われ、不意に床や、壁を傷つけてしまう事があります。
子ども自身も故意によって、傷つける事もあり、こちらの苦労を全く感じない場面に遭遇する事もあります。

そんな時でも、メンテナンスによって復元したり、コーティングする事ができるという【ラフ】さが今では心地よく、快適に暮らせる実感を生んでくれます。

6,【ラフ】な素材を使った例

店舗の事例 / 内装制限のある場所には、認可品を使用。
手で触れる機会が多く、使用頻度が多い場所には、【ラフ】な素材を使用する方法が良いと思います。
住宅・マンション / 見た目の肌触りのほかに、お子さんや、ペットと暮らす住まいにこそ、ラフな素材を検討材料として、使用して頂くと良いと思います。

7,環境に配慮

今までの産業を支えてきた石油資源は、様々な発展を下支えしてきました。
様々な形に変換しやすい、魅力的な素材ですが、住まいづくりには、他にも魅力的な素材がたくさんあります。
今までの有限の資源を有効に活用しながら、選択肢を積極的に増やしていく事が、これからの資源活用と、地球環境維持という観点において必要なことだと感じます。

建物解体、リフォーム時の廃棄は、他の産業に比べても多くの割合を占めています。
まずは、施工者、提供するメーカーが考えていかなければいけない課題です。

ウッドデッキ材の選び方

本物の木にもいくつか種類がある

「どうせウッドデッキを作るなら、やはり本物の木材がいい!」 という方が多いのです。
天然木は「ウッドデッキのデザインや構造」を柔軟に計画でき、複雑な加工も可能で、長さや太さなどサイズバリエーションも豊富です。
交換・修繕も簡単です。

天然木は「ハードウッド」「ソフトウッド」「防腐注入材」、「人工木」に分けられます。
私たちが目指すデッキの形として、ソフトウッドのガラス化木材で高耐久のデッキ材を提案したいと思っております。
以下にウッドデッキの選び方を説明していきます。

主要な材の参考立米(m3)価格:

ハードウッド:

  • イタウバ マッドグロッソ州産 31万円
  • ウリン 40万円
  • イタウバ フィエラ 23万円
  • イペ 43万円
  • ひのきサイプレス 30万円
  • アマゾンジャラ 36万円
  • アマゾン アンジェリーナ 20万円
  • セランガンバツ 30万円
  • ガラッパ(グラピア)30万円

人工木 ※床材のみの価格で表示しています

  • (特級)プラチナデッキ 床材2,880円/単品
  • (上級)オーロラデッキ 床材2,480円/単品
  • (中級)アドバンスデッキ2 床材1,430円/単品
  • (中級)アドバンスデッキ(在庫限り) 床材1,430円/単品
  • カンキョウ ウッドⅡ 床材11,880円/4枚組
  • ハンディウッド 3,575円/単品
  • ルチアウッド 1,600円/単品
  • ジャパンメイドウッド3,003円/単品

防腐注入ウッドデッキ

  • ベルダデッキ 38万円
  • エコアコールウッド 28万円
  • 大日本ウッドヒノキ 20万円
  • 大日本ウッド 杉 15万円

ソフトウッド

  • レッドシダー 23万円
  • SPF材

ソフトウッド

ソフトウッドとは、文字通り柔らかい木材です。
比較的安くて手軽に買えるのと、節が多い、加工性が良い、雰囲気が良いのが人気です。

例えば、ホームセンターなどで良く売られている SPF 材などのソフトウッドは 価格が安くて良いなぁーなんて思ってしまうかもしれません。
しかし、軽い木材は、1~3年で腐ってしまうんです。 理由は、虫に食われたり、水が浸透したりして、腐朽菌ですぐに腐ってしまいます。
木そのモノが強くないからです。

ソフトウッドの中では耐久性が高いウエスタンレッドシダー、日本産のヒノキや杉でデッキを作っても、 メンテナンスをしなければ2~5年で腐っていきます。

こまめに防腐防蟻塗料を塗り直せば、ある程度は長持ちさせることが出来ます。
一方、特に基礎・土台部分や根太部分はメンテナンスが難しいので、 そこから老朽化してしまう事もあります。
メリットは、ウッドデッキ施工をする際に、寸法カットやコーススレッドを打つなどの加工が簡単なのです。

私たちが提案するガラスコーティングされた木材は、非常に強固に木材と密着し、紫外線や、雨から数十年単位で守ってくれることでしょう。

防腐注入剤について

防腐注入剤は、政府が認定した JIS A 9002「木質材料の加圧式保存処理方法」に準拠した安全、安心の防腐剤なのです。

有名な高いレベルの防腐剤は「タナリスCY」、
AAC」特に、AACは自然由来(やし油が原料)の優しい防腐剤でおすすめです。

杉、ヒノキ(桧・檜)の防腐注入ウッドデッキの技術は、「 防腐剤を木材の芯まで浸み込ませる」のです。
防腐注入ウッドデッキは、木材の中に防腐剤を浸み込ませるので15年前後の高い耐久性があるのです。
*注意: 防腐木材と防腐注入ウッドデッキは違います。木材の表面を塗布するだけの防腐木材。塗布だけなら木材は直ぐに腐ります。防腐注入ウッドデッキは、15年前後の高耐久性のウッドデッキ、フェンスになります。
防腐防蟻加圧注入木材のウッドデッキ材・ウッドフェンス材は、理想な材料です。

15年以上の高い耐久性が見込める。加工が楽。価格が安い。施工費用が安くなる。
デッキ材の相場の中で大変安い。 最高のコストパフォーマンス ウッドデッキ材です。

ヒノキ(桧・檜)のウッドデッキ・ウッドフェンス・外壁・板塀などのDIYは、初心者でも簡単に作製が出来ます。

創業100年の防腐剤メーカー、大日本木材防腐(DMB)から仕入れた防腐注入ウッドデッキは、 日本でも最高の防腐注入ウッドデッキ材です。


一番オススメは、ヒノキ(桧・檜)です。 ヒノキ(桧・檜)は古来から強度を持つ木として実証されています。 ヒノキ(桧・檜)の特徴は、高い耐久力と素晴らしい香り、水に強い、木肌がきれい。 世界でも評価される木材です。 ヒノキ(桧・檜)はガラスコーティング処理をすることで、更に耐久性が高まります。

メンテナンス

ソフトウッド製のウッドデッキはメンテナンスが大切です。
雨が当たる場所に設置するのが普通なので、防虫防腐剤が入った塗料で塗装が必要になります。

塗装メンテナンスの目安は2年、理想を言えば1年
残っている塗料を剥がし、汚れがひどければきれいに掃除し、サンダーがけをして再塗装します。

しかし、これだけのメンテナンスをかけてもソフトウッドは数年しか持たないし、塗料代もばかにはなりません。
例えばSPF材で作ったウッドデッキを15年使うとすると、上記の費用 300,000円に加えて、防腐塗料代(1回5,000円程度)、作り直す時の解体費用、使えなくなった材の廃棄費用などもかかってしまいます。
ざっと40万円以上の費用になってしまうでしょう。

その他、木材のひび割れ補修、ささくれ、トゲの手入れメンテナンスは必要です。
ただ、手すりには気をつけてください。

一方、ハードウッドは塗装のメンテナンスはほぼ無しでもOKです。
水に浸かったまま何十年も使える樹種があるほどです。公共施設のウッドデッキの多くがハードウッドである理由がお解り頂けるかと思います。 つまり、ハードウッドは初期費用の150,000円と、たった1度の労力で済んでしまいます。

この時点で既に ハードウッドのほうが断然お得 ということになりますね!

ちなみに、メンテナンスフリーという点では人工木製デッキ・人工木デッキもハードウッドと同様です。

驚きの耐久性

ハードウッドで作ったウッドデッキは、7年~100年の耐久性を持つ木材です。
現に、ひのきサイプレスの原産地オーストラリアでは100年以上前にひのきサイプレスで作ったウッドデッキが今も存在しています。
ウリンは100年もの寿命を誇ります。
現地でのウッドデッキ材を多々視察しております。現地でのウッドデッキ材の耐久性は、

ウッドデッキ材、50年以降の樹種:

・ウリン 50年~100年
・イペ 50年以上
・イタウバ50年前後

損得だけではなく、ハードウッドは本当に素晴らしいのです。
見た目の高級感、どっしりとした重厚感、本物の木の質感。
たくさんの、たくさんのお客様から喜びのお言葉をいただいて来ました。
これからの方にも、ぜひ 本物の木の素晴らしさ を味わって戴きたいと思います。

会社の選び方(作成中)

見出し

  • それぞれの会社の役割を知る
  • 建築業界の裾野の広さ
  • 良い業者とのめぐり逢い方
  • 工事の質をどこまで求めるのか?
  • 確認事項
  • 対応エリア、工務店と建設地が近いかどうか
  • 企業の安定度の高さ
  • 自社施工かどうか
  • プランの提案力の高さ
  • 技術力の高さ
  • 社長や担当者の人柄